国内外のクライシスマッピングに関わる組織と連携。地方自治体との災害協定は30以上。(2020年3月現在)
自然災害や政治的暴動などが起きた際に、現地の災害状況を地図上に反映(マッピング)し、人命救助や支援活動のサポートするクライシスマッピング活動は、このサーバント・リーダーが具体的に示すことができるアプローチとして認められ、更に現在、災害発生時には衛星写真などのデータを元にマッピング活動を行っていますが、災害発生後の情報収集に大きな課題があります。そのため、被災状況を詳細に伝える画像データを迅速に取得できる最新鋭のドローンを、正確に運用できるパイロットも同時に育て、クライシスマッピング活動を加速する「災害ドローン救援隊DRONEBIRD」を展開することで、世界でも最先端のクライシスマッピング体制を築き、青山学院から世界へ AOYAMA VISION の取り組みを押し進めてまいります。
災害が起きてから人間の命が関わる重要な72時間。この時間内に必要な情報を素早く適切な方法で共有する。クライシスマッピングの大事な考え方です。
寸断された道路、通れなくなった橋、倒壊した建物。現場で起きていることをほぼリアルタイムに地図に反映させる生きる地図づくりが大事なのです。
クライシスマッピング活動は遠隔地から参加ができる画期的なボランティア活動。訓練さえ詰めば誰でも参加でき、青学はその活動拠点となります。
初動24時間、緊急対策72時間、応急対策4-14日、復旧15-60日、復興60日以降。それぞれのフェーズに合わせて必要な情報を変えていきます。
クライシスマッピング活動は大学生だけが主体となるものではありません。小学生も中学生も高校生も、幾つかの選択肢から参加の方法を選べます。
災害時は普段できていることを100%できません。平時にいかに準備をしておくか、そして緊急時のスイッチを入れるかどうか、その備えが大事です。
AOYAMA VISION は150周年への更なる飛躍を目指した「青山学院の挑戦」として「世界と未来を拓く教育」「世界をリードする研究」「世界が求める社会貢献」「世界に誇る知的インフラ」の4つの目標を実現する「サーバント・リーダー育成」に力を注いでいます。
クライシスマッピング・プロジェクトでは世界約500万人が参加したVGI(Volunteered Geographic Information - ボランタリーな地理空間情報)コミュニティである OpenStreetMap と連携し、世界の仲間たちと共に様々な教育現場にこの手法を取り入れていく支援を行っています。
自然災害大国でもある日本において、災害時の初動や緊急時の対策などやるべきことは沢山あります。ドローンを用いた迅速なクライシスマッピング活動の初動体制を学生と共に築き、世界をリードしていきます。
災害はいつどこで起きるかわかりません。視野を広げれば毎年世界各地で自然災害や紛争・暴動が起きています。我々は普段から遠隔で世界中の危機的状況下における被災地をマッピングし、世界に奉仕する青学の姿勢を打ち出していきます。
我々が収集・撮影したデータは原則オープンデータとして、誰もが自由に共有・二次利用可能なアーカイブズを作成していきます。デジタルコンテンツ時代にふさわしい知的インフラを地理空間情報の視点で整備してまいります。